こんにちは!

前回に引き続きフィラリア予防薬についてです。

続きを書くと言っておいて書かない訳にいかず、焦ってパソコンに向かっています(笑)

前回は予防薬の服用期間についてお話ししました。

今回は予防薬を飲む前に行うフィラリア検査についてです☆

予防薬の処方前には血液検査を受けて頂いていることと思います(通年投与頂いている場合や子犬さんへの投薬の場合は検査の必要がないこともあります)

これはフィラリアに感染しているワンちゃんへの投薬を防ぐために行います。

飲んだけど吐き出してしまった、飲み忘れがあった、服用したけれど、吸収不良があって効果が不十分であった等々の理由により万が一感染が成立してしまっていると、フィラリアはワンちゃんの体内で成長し、心臓内に寄生・ミクロフィラリアという仔虫を産むようになります。

その状態で予防薬を服用すると、ミクロフィラリアが一気に殺滅され、血管に詰まったり、アレルギー反応を起こすなどして、最悪の場合、死に至ることも考えられます。

このような投薬による事故を防ぎ、ワンちゃんをフィラリア症からしっかりと守ってあげる、これがフィラリア検査の目的なんですね。

4月も中旬に差し掛かってきて、狂犬病やフィラリア予防薬を取りにこられる患者様が徐々に増えてきました。

診察には時間にゆとりを持ってお越し下さいね。

文責:酒巻

ES動物病院